2008年10月アーカイブ
2008年10月25日
みなとみらい線 各駅停車の旅~工場クルーズに女ひとりで参加する
週末、トリエンナーレ真っ只中の横浜へエスカレーターと工場を見るためにやってきた。京急線の車窓から、実寸大のトミカの基地みたいな立体駐車場や、クリスト建築や、シースルーエレベーターや、高架や、団地いっぱい、打ちっぱなし中のミニチュアみたいなおじさんの群れや、変な女神など、様々な興味深いものを見る。私は都心が好きで1K賃貸で中央区在住なのだけど、そしてぴかぴかのラグジュアリーなエスカレーターとおしゃれな大使館と無機質な高架下を愛しているのだけど、郊外、興味深い。とても。と思った。それは侘び寂を解する大人になったのか、単に住宅都市整理公団が格好良いからなのかは知らない。
横浜のみなとみらい線は新しいままだんだん古くなっている。まだ十分真新しくて照明もベンチもエスカレーターもデザインセンスの行き届いたホームで、静かに電車が入ってきて、人を吐き出し、また誰もいなくなる。降りる人も乗る人も絶えず行き交う薄暗くて古い東京都心の地下鉄ホームと比較して、未来と同時に廃墟を感じる。単に土曜だからだったりして。
私がはじめてエスカレーターに愛を感じた、どこよりも大切なスパイラルエスカレーターのある、ランドマークプラザは、印象が激変していた。たしか前回来た時は、横浜の最先端オシャレスポットだったはずが、3年で雰囲気が地元のデパートになっている。賑わってはいるが、そのためにかえって庶民的。トリエンナーレの一環でアートな飛び込み台とか設置してみても、ポケモンの巨大風船のほうが人目をひいている。と思ったら、ランドマークプラザにもポケモンセンターが出来ていた。日本で5箇所しかないポケモンセンターを日本橋(旧店舗)、浜松町、横浜と、なぜか既に3回目撃した。なんというか、こどもにもポケモンにも関係ないことだが、ポケモンセンターはシムシティで言うところの「カジノ」だと思う。ものすごく人が集まってお金も落ちるが、一気にその施設は、ポケモンセンターがある場所以外の何者でもなくなる。
マクドナルドのテラス席で鳩と闘いながら昼食を終えて、工場クルーズの待合場所、ぷかり桟橋へ。きょうの催しを私は住宅都市整理公団で知ったのだが、BOAT PEOPLEと(株)ティーゲートの主催になるものらしい、と集合してみて初めてわかった。大山総裁がではいきますよー!とか案内してくれるのかと思っていたら、コメンテーターということらしい、と最後に乗船されてくるのをみてわかった。でもしっかり船長に「なるべく工場の近くを通ってください」など、航路の確認をしてくれている。50名の満員御礼の皆様は、思ったよりカップル、女性が多く、マニアの集いという雰囲気でもない。しかし、船が動き出す前から2階デッキに陣取り、望遠レンズ装着率90%以上の本気カメラを構えるところを見て、ああ、全員マニアですね。とわかった。船は大山さんたちの軽妙なトークとともに快調にすすむ。そして工場マニアがなぜ全員本気カメラなのかも進んでみてわかった。ふだんは対岸から見ている工場が、こんな近くで見れるなんて!!と盛り上がりをみせるのだけど、工場マニア御用達のその対岸というところが、どう考えてもものすごく遠い。工場というとスケールのでかい世界かと思いきや、意外や意外、ミクロを愛する世界なのだ、あの、パイプとパイプがこうからまりあっている、あそこのところが好きです。みたいな。DVDと写真集持ってるだけじゃわからないことがたくさんある。音楽も舞台もライブで楽しめというが、工場もライブで楽しまなくては。そして私は自分がパイプ好きであることを知る。パイプ好きって…ここに来てないひとに説明のしようもないが、そういえば、パイプラインの写真集も持っているしな。
船が港に近づくにつれ気になっていたパシフィコ横浜のエスカレーターを陸にあがるなりカメラにおさめ、今日のクライマックス、みなとみらい線のタイトル駅、みなとみらい駅に向かう。しかしなんとしたことか、工場の動画を撮りすぎて、クイーンズスクエアの絶景ポイントで1枚撮ったところでバッテリーが切れた。ついでに携帯電話の電池も切れた。急行がここだけとばしてかわいそうな新高島駅のエスカレーターは、なかなかどうして結構かっこよかったのだが、そういうわけで、新高島駅の写真は無い。
繰り返すが、私は都心が好きで1K賃貸で中央区在住、そしてぴかぴかのラグジュアリーなエスカレーターとおしゃれな大使館と無機質な高架下を愛している。そして白状すればベッドタウンが苦手で住宅街が苦手でひとの家の夕食の匂いが苦手だ。そういう強い郷愁が苦手で都心でひとりで生きている。でも東京は、膨大なベッドタウンを含めて東京で、かっこよくておしゃれなタワーマンションじゃなくて膨大な団地郡を含めて東京で、東京湾にはもくもく煙を吐き続ける工場がある。と、女ひとりで工場クルーズに参加してみての感想はこんなかんじ。
●元町・中華街駅
地下鉄駅には珍しい、Xタイプのエスカレーター。最近エスカレーター案内板もとても好きだ。
素敵ですよね。
元町商店街のエスカレーター。渋い。
●日本大通り
カモメの鳴き声BGMつきだった
●馬車道
わかりますでしょうか
この部分にぐっとくるんですが
●みなとみらい
ランドマークプラザハイライトシーンその1
その2
その3 やはり、いい曲がりっぷり
きょうの最愛エスカレーター候補1 ウェディング用エスカレーターfromインターコンチネンタルホテル
2 エレベーター風エスカレーターfromパシフィコ横浜
3 あそこからの眺めは絶景に違いないfromパシフィコ横浜
このポイントはポピュラーなので、ここの前で記念撮影するひともいたし、結婚式を挙げてるひともいたよ。
●工場クルーズ
望遠レンズ保持率90%のなか、コンデジの光学15倍ズームの実力でもここまで寄れました。工場マニアの皆様からしたらそれはもう大変なことのようです。
私はパイプにぐっとくることがわかりました。
これはDVDにも多数出演していた有名工場ですね。
そういうわけで、工場の素敵な写真は本気カメラの皆様にお任せし、youtubeに動画をたくさんアップしたのでご覧ください。好きなのがあったらがんがん持って帰ってください。
2008年10月24日
中央区の秘境 インターナショナルアーケード
mixi「高架下建築」コミュニティで、新橋⇔有楽町間のJR高架下が二階建てになっててめちゃくちゃ怖い。という話を聞いて、早速行ってみたら、めちゃくちゃ怖かった。
病院系お化け屋敷だ
窓から外を見るとこんな感じ。
右も左も・・・・
人っ子ひとり・・・・
動画も撮ってみたところ、めちゃくちゃ急ぎ足でかつかつ歩いたため、それだけで恐怖映画っぽくなってしまった。
何か変なものが見えてしまったひとはごめんなさい
偶々夜だったからかそれとも昼間も同様なのか、入っている事務所がことごとく閉じていて廃墟っぽいのに1階を普通にバイクが通っていったり上をJRが通っていったり物音が激しくてめちゃくちゃびびる。詳しく調べると怖くなくなりそうなのでしばらく一体ここはなんなのか知らないまま、もう一回変な汗をかきに行ってみたい。
今週のエスカレーターニュース
●「エスカレーターガール」が40年ぶりに復活
http://www.j-cast.com/mono/2008/10/22028999.html
「4階から6階の一部にあるキャリアウーマン向けの衣料品売り場をリニューアルし、フロア間を結ぶエスカレーターが新設されたことに合わせての企画。」26日まで限定らしいので日曜は必然的にデパートオープン時間に新宿に行かなくてはならないことになった。忙しい。
●イオンレイクタウンKAZE
http://laketownkaze-aeonmall.com/index.jsp
新設エスカレーターでは、オープン間もないイオンレイクタウンKAZEのエスカレーターが気になる。しかしエスカレーターのベスト撮影時間帯は人がいない+屋外だったらできれば夜景。が条件なので、そんな時間に越谷まで行く体力が今のところ無い。忙しい。
●『東京★ざんすっ 東京エスカレーター 』
http://search.varietyjapan.com/moviedb/cinema_32347.html
東京エスカレーターで検索すると、こんな映画作品がヒットする。監督野沢直子。野沢直子さすが!としか言いようが無い。つんくタウンFILMSの第5弾作品とか意味がわからなすぎて興味深い。ストーリーは、「元人気オペラ歌手のエミは、今は新宿のエスカレーターをステージとしている。ある日、夢で見たエスカレーターを昇り「べた演劇場」に迷い込んだ彼女は、そこで見た漫才に感動し、そのままそこの住人となるのであった。」って、一体どんな話なのか観てみないとさっぱりわからないし、それにロケ地を確認して行ってみる必要がある。
忙しいナァ。
2008年10月23日
写真集『東京エスカレーター』好評公開中
このブログがついに本になりました!嘘です。オンラインブックを自分で作成してみました!
たくさん見ていただけると、もしかすればひょっとすれば本当に本になるかもしれない(というコンクールが開催されています)ので、ぜひ見てください。なかなか出版というのは難しい。写真集しばりで今回は写真のみのシンプルなつくりにしましたが、もっとマニアをうならせる知識を盛り込んでいきたいところです。あと数が足りない。精進いたします。
2008年10月17日
今週のおすすめエスカレーター 動画編
●パリ シャルル・ド・ゴール空港
以前にもご紹介したシャルル・ド・ゴール空港だが、本当に素敵だ。
どこのアトラクションよりも素敵な高低差ある動く歩道をぐいぐい進んでいくと
夢のエスカレーター大集合空間が。
本当に素敵すぎるので、次にパリに行くときは到着ロビーがちゃんとここになるように設定して行きたい。JALとAIR FRANCEではたどり着けなかった。
●ショッピングカート用エスカレーター
どちらかというと変わりもの系(すごく長いとか)よりもクール系に惹かれる私なのだが、これはすごくかわいらしい。
アメリカン・ドリーム。
●木製エスカレーター
エスカレーターが好きです。と飲みの席でカミングアウトした際に、大学の恩師が教えてくれた。
ありがとう、先生。
●ヨーロッパ最長エスカレーター候補
スキーで滑り降りたひとがいて有名になったANGEL駅のエスカレーター
このひとは危ないとかどうのこうのとかより、もっとエスカレーターを満喫すべきだと思う。
●ヨーロッパ最長エスカレーター候補2
世界最長エスカレーターはどこにあるのでしょうか。と社団法人日本エレベータ協会(略称エレ協)に問い合わせたところ、ヨーロッパ最長はロシアかチェコにあるがいかんせん長さが公表されてなくてわからんと(もっと丁寧な言い方で)教えていただけた。
ありがとう、エレ協の皆様。
●螺旋エスカレーター
何を隠そう、スパイラルエスカレーターを愛してやまないこの私も、これは本当にびっくりした。
ああ、これは行くしかないな。ラスベガスまで。
2008年10月14日
有楽町センタービルの行幸エスカレーター
あの有名なシンメトリーエスカレーターのある有楽町マリオンの地下に。
両脇に階段。ていうスタイルは初めて出会った。真ん中を通れるのは王様だけ。とでも言いたげなエスカレーターのラグジュアリー感をよくあらわしているとおもう。
2008年10月13日
2008年10月12日
エスカレーター激戦区パート3 秋葉原~あのひとに逢いに~
秋葉原UDXのエスカレーターを再訪。特に用事があったわけでもなく、ただそのためだけに。
入り口
UDXの2階⇒5階直通エスカレーター。君に逢いにきた。
身近で楽しめる絶景
激おしゃれな回転部分
三連休のなか日に開かれていた催しはマニアック
外の一般向けエスカレーターもおそろい
目当てにしているエスカレーター以外にどんな素敵エスカレーターが見つかるか、それがエスカレーターツアーのポイントという気がしている。ここではコスプレギャルがたくさんいて他にもカメラを持っているひとがたくさんいた。私の向けるカメラの先を見た通りすがりのギャルが「ねー見て、あれすごくない?」「うん私も思った!」と言ってくれたので今日はそれだけでよしとする。
もちろん一番上まで乗ってみた。5階⇒6階のスタッフ部分は、全く同じ造形で階段になっていた。省エネ。
最後に駅構内の踊り場つきエスカレーター。いつも思うけど踊り場って表現は素敵だよね。
2008年10月 5日
山手線各駅停車の旅 浜松町~大崎
ちょっと渋谷で用事があったので、山手線に乗って、できるだけたくさんの駅で降りて、できるだけたくさんのエスカレーターを見学しようという企画をたてた。手に入れたのはJRの発行する都区内パス、¥730。なんと6つの駅で乗り降りするだけで元がとれてしまう、エスカレーター見学者にとって夢のような切符。見学当日に自動券売機でさくっと買える。というか、自動販売機でそれを見つけて思い立った企画。思い立った頃には既に日も高くなっており、渋谷の用事は17時半だったため、浜松町から出発して大崎までしか辿り着けなかった。それって元はとれているんだっけ。
何はともあれ、浜松町。
オフィスビルなので土曜日に人は少ないと踏んで訪れたところが、なんたることか、2階にポケモンセンターなどという夢の施設があり、親子連れがあとからあとから訪れ、なかなかベストショットが難しかった。平日の夜景を収めに再訪する必要がある。
こどもたちよ、ポケモン好きなんだね、よかったね。お姉さんはエスカレーターが好き。
出だしから気を落としかけたが、完全に無人の三列豪華エスカレーターと完全に無人の格好いいエレベーターホールで満足する。
でーん。豪華。
でーん。階数表示が格好いい。
ところで、今日の写真は、途中までホワイトバランスが室内にセットされていることに気づかず、そして良く恵まれた晴天の下の撮影のため、途中まで画面真っ青でお送りします。すみません。
次に田町。既にお送りしていたとおり、田町には無駄に豪華なエスカレーターが設置されている。
左、下り専用。右、上り専用。テント状の屋根が無駄感を煽る
反対側はどうかな、と思って見に行ったら、このところ私の心をわしづかみにしてやまないXタイプのエスカレーターが待っていた。興奮して、相当数のご通行の皆様に振り返られつつシャッターを切る。
田町に来てよかった。
気をよくして次は品川。品川には汐留と同様の高層ビルエリアがあり、エスカレーター密集地帯であることはまず間違いない。どんなエスカレーターに出会えるだろうか。
エスカレーター密集地域の案内図
この一番下のエスカレーターなんかは、かなり好きなタイプのはずなんだが、だんだんエスカレーターばかり見続けて飽きる。というエスカレーターファンにあるまじき心境の変化が訪れる。品川はエスカレーターが本当に密集していて、ちょっと歩くとすぐエスカレーターがある。エスカレーターだったらなんでもいいってわけじゃないんだよ!と、エスカレーターにとっては全く身に覚えの無い怒りをぶつけたりした。要は、あんまり写真を撮らなかった。そんな中、私に挑戦状を叩きつけた一基がこれ。
どうだと言わんばかりに自信満々の素敵っぷり。
う、浮かんでいる…心憎い。
入り口には「大林組へお越しの方はこちら」と書かれている。大林組に転職するか。あるいは、飛び込み営業をかけるか。
エスカレーターばかり見ていたので、途中で点検整備中のエスカレーターにも出会った。
折りたたまれて下に戻ってゆく姿を垣間見る。かわいらしい。
もうエスカレーターなんてたくさんだ、という気持を少なからず抱えながら、京浜東北線で大井町に向かう。事前リサーチの結果、駅の中では最長のエスカレーターが、ここ大井町にあると聞いていたからだ。予定では、ここが本日のクライマックスとなるはずだ。
すぐあった。
結果から言って、マァマァ、長かった。…とりあえず、動画でも見ます?
ちょっと面白いのは、後ろに立っていた人の国籍が不明で会話が全く何語かわからなかったこと。
またも、ただ長ければいいってわけじゃないんだよ!などと悪態をつきそうになり、そそくさと大井町をあとに。エスカレーターには何の罪も無いかもしれないが、もう少し駅最長であることの誇りを持ってもらいたい。ほとんど最長であることに誰も気づいておらず、気ままなおしゃべり(何語かわからなかったから緊急を要する用件だったかもしれないが)などされている場合ではないのである。
くすぶる思いを抱えながら、大崎へ。品川で歩き回ったために既にほとほと疲れている。しかしこれを小学六年生のときの遠足だと思ったら、こんなちょっと疲れただけで立ち止まるわけにはいかないのだと自分を鼓舞。
電車からいつも見ていた素敵なエスカレーター。だが、既に目が肥えているのでもう一息!と言いたくなる。
大崎には「ニュー大崎」という名前の団地や、垢抜けないショッピングセンターや、自転車で近所から集まってきて悲鳴並みの音響で遊びまわる中学生などがあり、私の東京幻想を集団で打ち崩していく。飽きたとか言って悪かった、私のエスカレーターは、私の東京は、どこにいってしまったのか。
あった。
これは、今日見た中でもトップ3に入るエスカレーターだ。
大崎のすごく格好いいエレベーターホールのあるビルで、注目の的とはいかないもののマニアの心を掴むエスカレーターを発見したところで、夕暮れになり、私のエスカレーター欲は満たされた。エクセルシオールでちょっとお茶。と、小学六年生の遠足ではあり得ない休憩をとり、そのままどこにも降りずに渋谷へ。
¥730の都区内パスの可能性はまだまだ計り知れない。
はたまた、改札を出ないエスカレーターめぐりだって可能だし。
大崎駅構内のエスカレーター。脇に階段がないところが潔い。










































































