2012年2月 2日 00:00

私はまだ誰もしたことがないやりかたでこの世界をみてみたい

前々回の記事に対してもらった反応からいろいろ考えていて、
140字でまとめたらすっきりしたので、少し文脈を整理しつつこちらにも書いておく。

ソーシャルでの行動は「共感」がベースなので、
「いいね!」「俺も俺も」 「これはひどい」「俺も俺も」と広がる。
それに対して「批評」という行為は、
「まだ誰もしたことがないやりかたでなにかを読み解くこと」だとおもう。
これが、私が「いいね!」や「これはひどい」がまったく批評ではないと思う根拠だ。

優れた批評家は、それが超個人的な感情に基づくものであれ、
凡人離れした感性によるものであれ、独自のセンスによるものであれ、
緻密な構造分析の結果であれ、超人的な博識に基づくものであれ、あるいはその全部であれ、
他のひとには真似できないやり方で、世界を読み解いてくれる。
「新しくなにかを生み出す」クリエイターと、「独自のやり方でそれを読み解く」評論家がいて、
私の世界は毎日少しずつ更新されていく。

たとえば、事の真偽に関してや、質や性能の良し悪しに関してであれば、
「いいね!」や「これはひどい」による数の評価はある程度参考になる。
だけど、「正しい」や、「良い」「悪い」は多数派の正義だとおもう。
少数派の正義は「おもしろ」だと私は信じてる。

私は、みんなが信じているのとは別のやりかたで、この世界をみてみたい。
私は、自分自身が信じてきたのとも別のやりかたで、この世界をみてみたい。
私は、まだ誰もしたことがないやりかたで、この世界をみてみたい。
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著者: 田村美葉(みは)
射手座, O型, 甲子, 石川県金沢市出身, 東京都江東区在住, ブログの会社に勤務。東京とエスカレーターと高架橋脚を愛しています。 ...more